こんばんは、白蜜(しろみつ)です。
僕はただのいちサッカーファンであり、某YouTuberのようにしたり顔(訳知り顔?)で解説みたいなことをするのは好きじゃないのですが、たった1試合負けただけで森保監督への誹謗中傷があまりにも酷いので、少し書いてみます。
アンチ森保を自認してる方は読まなくて良いと思います。
まず初めにイラク戦を見た感想としては、「個」の部分で圧倒的に負けているというものでした。フォーメーションとか戦術とか戦略とかいう以前に個人の能力や意識の部分で劣っていたと感じました。
そしてイラク戦のスタメンですが、浅野・南野・久保・伊東・守田・遠藤というメンバーを選んだのは、イラク戦が難しい試合になると首脳陣が思っていたからだと思います。経験のある選手で固めて試合を落ち着かせたいという感じでしょうか?
前の試合でスタメンだった中村を起用しなかったのは(森保監督がよくやることですが)経験の浅い若手に対しての配慮かなと思います。
左に南野、真ん中に久保を起用した理由については、やはり未来の代表を担っていく久保に対しての期待の表れであり、自覚を持たせる意味合いが大きいのかな。
さらに久保は非常に流動的に動くタイプなので、今のメンツだと堂安か南野との同時起用が良いと僕も思います。つまり左右に三笘・伊東を配置したやり方だとチーム全体として最適解にならないという判断なのではないでしょうか。イラク戦では三笘が起用できない状態だったので右に伊東左に南野となります。
そして南野はやや中に絞り気味でプレイするので、左の空いたスペースにサイドバックの伊藤を上がらせるというイメージ。
イラク戦において想定通りに機能しなかった理由としては…
(右WGとしての)伊東対策が完璧だった。
前線の4人に対してのプレスがハマってた。
明らかにパスの出しどころがないのに、パスの受け手側の動き出しがほとんどなかった
後ろからのパスの出し手が今の代表にいない
上下動を高いレベルで繰り返すことのできるサイドバックがいない
サイドバック同士、サイドバックとボランチとの連携が未成熟
…こんな感じですかね?
それよりも何よりもイラクの出来が良すぎたが一番ですけどね笑
(でも、一番の問題は「油断があった」ということではないでしょうか。)
森保監督を誹謗中傷している人たちに欠けているのは「日本代表はまだ成長途上であり、アジアカップはゴールではない」という視点。
そもそもどんな理由であっても他人を誹謗中傷するのはいけないことですけどね。
あとひとつ付け加えるとすれば、かつての香川真司がそうであったように、久保の能力に疑いの余地はないが代表で起用するにあたっての選手の組み合わせについてはかなり難しいのではないかと思います。安定するのは三笘・南野・伊東という組み合わせだと思いますが、久保や堂安をどのように起用して代表としてチーム力を高めていくかはこれからの課題かな。
いずれにしても森保さんに対して「謎采配」だとか言って批判している人たちは「自分の頭で考える」ということを忘れて思考停止していると感じます。仕事でも趣味でも思考停止したら成長はありません。もちろん投資でもね笑
ダラダラと長くなりそうなので今日はとりあえずここまでにします。
ありがとうございます。
P.S.
長友と酒井宏樹というサイドバックのコンビはすごく良い相性だったのだなぁと最近あらためて感じます。特に左サイド南野+左サイドバック長友というコンビは相性バッチリ。そして後半からの三笘投入という流れも良く練られた作戦でした。
これも思考停止組からは不評でしたけどね笑